Book Challenge Day 7: Virginia Woolf, “A Room of One’s Own”.

(English shown below)
Book Challenge Day 7: Virginia Woolf, “A Room of One’s Own”.

「たくましくしなやかに生きる女性が登場する作品」をテーマに続けてきたブックチャレンジ最終日は、イギリスの小説家ヴァージニア・ウルフ『自分ひとりの部屋』を取り上げることにしました。

「わたしにできるのは、せいぜい一つのささやかな論点について、〈女性が小説を書こうと思うなら、お金と自分ひとりの部屋を持たねばならない〉という意見を述べることだけです。」(平凡社ライブラリー、p.10)

この一文で有名な本作品は、ウルフがケンブリッジ大学の女子学生に向け行った講演をもとにした物語です。

以前読んだある詩の中で「言葉の杖」という表現を目にしたことがあるのですが、私にとってまさに「言葉の杖」であるのがこの作品です。「杖」とは、我が身を支え、歩行の一助となってくれるもののことを言いますが、昨夏、オランダに移った直後に買い求めたこの作品の英語版は、私がオランダで生き抜く「言葉の杖」となってくれました。

ある時はページの最初から読み始めて、ウルフのうねるような思考の流れを辿ってみたり、またある時は思いつくままにページを開いて、そこに書き付けられた一文に涙したり、またある時は自分の心の傷を癒してくれる一文を求めて貪るようにページを繰ったり・・・。

今日は目を瞑って、適当なページをえいっと開いてみました。そこにはこんなことが書かれていました。

「わたしは部屋に入りますーでも女性が部屋に入ったときに何が起きるかを報告するためには、英語の持っている資質を最大限に押し広げ、言葉を違法なまでに羽ばたかせなくてはなりません。部屋はそれぞれまったく違っています。」(153頁)

「もし女性が男性と同じように書き、男性と同じように生き、男性と同じような外見になったとしたら、それもじつに残念なことでしょう。世界の広さと多様性を考えれば二つの性別だけではきわめて無力だというのに、一つの性別だけでどうしてやっていけるでしょうか?わたしたちは現状ではあまりに似通っています。もしも探検家が、別の木々の枝の隙間から別の空を見上げている、わたしたちとは異なる性別のひとたちの言葉を持ち帰ってくれるなら、人類へのそれ以上の貢献はないでしょう。」(153-4頁)

私は、明日、オランダに戻ります。あの居心地の良い、私だけのためのライデンの屋根裏部屋に無事たどり着くことができなら、この投稿にオランダの「言葉の杖」の写真を付け加えようかな。


Book Challenge Day 7: Virginia Woolf, “A Room of One’s Own”.

“A woman must have money and a room of her own if she is to write fiction.”

I don’t remember how many times that I have recited in my life this famous passage from this essay, which is based on lectures Woolf delivered to female students at Cambridge University in 1928.

This essay, which has meant a lot to me, is something like a walking stick, which helps me to survive this world.

I’ve enjoyed this essay in various ways: I sometimes read from the beginning of it, I sometimes open pages randomly and appreciate with tears the phrases and passages, or I sometimes turn the pages craving for passages that would heal and encourage me.

I of course bought a copy of the original English version of this essay right after I moved in Leiden last summer hoping that it would help me with surviving in the Netherlands, and it has indeed supported me so many times.

I will fly back to the Netherlands tomorrow and am so looking forward to reading this essay in my beautiful and cozy own room in Leiden!

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